短期金融市場は2005年と

急速な勢いで発展してきた。

その背景には、1979年の譲渡性預金市場、1985年の無担保コール市場、1986年の短期国債市場、1987年のコマーシャルペーパー市場といった、新市場の創設があり、また、2000年1月から実施に移された、日本銀行当座預金取引の即時グロス処理Real Time Gro-ss Settlement化など、決済の利便性が高まってきたことがある。

とりわけ、2000年代では金融政策を契機に内外の関心が集まり、「金融政策が働きかけるマーケット」としての重要性が増している。

資金余剰部門から資金不足部門への

資金の流れは多様であるが、これを大別すると、直接金融と間接金融に分けられる。

直接金融は、資金不足部門が発行する直接証券を資金余剰部門が直接購入し、自らの金融資産として保有することを意味する。

これに対して間接金融は、金融機関が資金不足部門の発行する直接証券を購入し、これに要する資金を金融機関自身の発行する間接証券の売却によって創出する機構を意味する。

このように、直接負債を間接負債に転化するところに金融機関の主たる機能があるといえる。

金融市場が不完全競争性をもっていることから、金融機関の機能をみいだすことができる。

すなわち、金融市場に参加する貸し手と借り手との間には、資金の規模、資金の貸付期間について異なった条件があるのが通例である。